生理前に身体が暑い、熱っぽいのはなぜ?その理由を徹底解剖!
  1. 生理前に身体が暑い、熱っぽいのはなぜ?

生理前に身体が暑い、熱っぽいのはなんで?

生理前に身体が熱い、熱っぽくなるワケ

生理前に身体が熱い、熱っぽくなるワケ

出典:こそだてハック

生理前に感じる不快症状の1つに身体が熱っぽくなるというのがありますよね。熱があるような火照る感じがしたり、気温はそれほど高くないのに急に暑く感じたりすることがあります。

これもやはりホルモンバランスの影響です。女性の身体は排卵期や生理の開始を境目として2つの状態を行き来するサイクルを続けており、生理が始まってから排卵までの時期を卵胞期、その後排卵を経てから生理が始まるまでを黄体期と言います。卵胞期には卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増え、基礎体温は低温期に入ります。そして黄体期には黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増え、高温期に入ります。プロゲステロンは基礎体温を上げて受精卵の着床を助ける働きを持っているため、黄体期に身体がポカポカするのはこのためなのです。

つまりこの時期に体温が少し上昇気味になるのは女性の身体としては正常な活動と言えます。しかし、体温が高くなると頭がボーッとしてしまうため、集中力が落ち、そして集中できないことがイライラを招くようにもなります。身体が熱くなること自体はPMSの症状としてみなされないようですが、それによってPMSの諸症状を誘発していることもあるのかもしれません。

生理前に身体が熱い、熱っぽいときの対処法

PMSとは言い切れない生理前の体温上昇についてはどのように対処すべきなのでしょうか。そもそも女性は冷え性に悩む人が多いですよね。体温が1度上がると免疫力が30%、代謝が12%上がるとも言われます。身体が熱いことよりも冷えることのほうがずっと大きな問題なのです。そして生理前に女性の体温が上がるのは、上記でご説明した通り正常な身体の活動の一環であり、心配することではありません。また、暑く感じるからと言って冷たいものをガブガブ飲んだり、薄着にしたりするなどして身体を冷やすのはかえってよくありません。

とは言え1週間や10日もの間、毎日頭がボーッとして集中できず、それによるイライラを誘発させるのはよくありません。熱っぽく感じる、暑いと感じるという症状が出てしまうときには、以下の対策で乗り切ってみてください。

  • □ おでこに冷たいタオルをあてる
  • □ こまめに汗をふく
  • □ サプリメントでプロゲステロンの分泌過多を防ぐ
  • □ リラックスタイムを設けてストレスを緩和する
  • □ 暑いと感じる原因をしっかりと認識する

身体を冷やすのはよくありませんが、頭がボーッとしているときにおでこを冷やすとスッキリして体調にもいい影響を及ぼします。また、この生理前の症状で暑くなるというのは真冬でも起こりますので、冬場に汗をかいているというのを恥ずかしく感じ、そのまま放置して我慢する人もいるかもしれませんが、それでは逆に身体を冷やしてしまいます。小さなタオルを常備してこまめに汗をふくようにしましょう。また、暑いと感じる原因が病気ではなく、女性として正常なことなのだと認識することでずいぶん気が楽になるはずです。そしてリラックスできる方法を考え、大らかな心で対処しましょう。

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