生理前のひどい肩こりや耳鳴りはPMSの疑いもあるの?
  1. 生理前のひどい肩こりや耳鳴りはPMSの疑いも

生理前のひどい肩こりや耳鳴りはPMSの疑いもあるかも!?

なぜPMSで肩こりが起こるの?

なぜPMSで肩こりが起こるの?

肩こりはむくみと同様に同じ姿勢で長時間仕事をする女性には多い悩みの1つですが、これが生理前になるとよく起こる、ひどくなる、という場合には、PMSの諸症状の1つかもしれません。

PMSで肩こりが起こる仕組みは、生理前の時期にホルモンバランスが変化することによって自律神経が乱れるということに起因するようです。自律神経の乱れが交感神経を刺激して興奮状態にしてしまったり、あるいは副交感神経を刺激して血管が弛緩した状態にしたりするなどして、身体にうまく酸素を分配することができなくなって肩こりが生じるという仕組みです。また、プロゲステロンの働きによって血流が子宮周りに集中するため、肩の周辺の血流が悪くなるとも言われています。

また、生理前になると身体がだるくなったり気分が落ち込んだりしやすくなることによって身体を動かさなくなるというのも肩こりの原因になっているようです。いずれにしてもPMSが関係していることを認識することで対策も考えやすくなりますね。

なぜPMSで耳鳴りが起こるの?

なぜPMSで耳鳴りが起こるの?

生理前に耳鳴りがしたり耳が詰まったような感じがしたりするのも、ホルモンバランスの変化による自律神経の乱れが原因と言われています。自律神経が乱れることによって三半規管が影響を受け、耳の機能や音量調節がうまくいかなくなり、耳鳴りや耳詰まりなどの症状が表れるようです。また、生理前の症状として多く見られるむくみが内耳に起こると、耳が聞こえにくくなったり、耳が詰まったような感覚に陥ったりします。

PMSの症状として起こる耳鳴りや耳詰まりは、一時的なものであれば放っておいても支障はありませんが、何日も続くと日常生活にも影響を及ぼします。またPMSの諸症状の1つである頭痛や集中力の欠如などを悪化させる要因にもなりかねないほか、ひどくなるとめまいやふらつきにもつながります。継続して起こる場合は我慢せず、病院で診てもらうか、サプリで対処してみるか、何かしらの対策を考えてみましょう。

生理前の肩こり解消法

生理前の肩こりを解消する手段としては、通常の肩こりと同様に運動やストレッチが最も効果的です。前述のようにこの時期は身体を動かすことが減ってしまうというのも肩こりを悪化させる要因の1つですので、気持ちがふさいで動きたくないという場合でも、意識して身体を動かすようにしてみてください。

激しい運動でなくても、好きな音楽やラジオなどを聞きながら夕方に近所の公園まで歩く程度で構いません。むしろ激しい運動よりもウォーキングやストレッチ、サイクリングなどの有酸素運動のほうが効果が出やすいようです。

また、毎日決まった時間にほんの少し外に出ることは気分転換にもなり、その他のPMS症状の緩和にも役立ちます。ただし義務感にかられてやるとそれがストレスとなって状態が悪化することも考えられますので、あくまで楽しんでできることを見つけましょう。どうしても外に出たくないときには、家の中でストレッチをする時間を設けるというだけでも十分です。

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