PMSってなんのこと?
月経前症候群の症状と原因を紹介!
PMSとは
PMS(月経前症候群)とは、月経すなわち生理が始まる1〜2週間ほど前から心や体に起こる様々な不快症状のことです。多くの女性は思い当たるところがあるでしょう。
PMSは肉体および精神、あるいはその両方に様々な症状を発生させ、その種類や程度は人によってかなり差異がありますが、生理が始まると次第に症状が軽くなり、やがて消えるというのがPMSの大きな特徴です。一般的には思春期が終わって女性ホルモンの働きが安定し始める頃にPMSも発生し始め、閉経が近づくにつれてその症状も軽くなっていくと言われていますが、それもまた個人差があるため、中高生の頃からつらいPMS症状に悩まされる人もいれば、40代後半になっても一向に軽くならない人、あるいは妊娠適齢期にもほとんど症状がない、という人もいます。
生理の前や生理中は体がつらくなる感じがするけど、自分が感じているのはPMSなのかハッキリしないという人もいるでしょう。では、一般的なPMSの症状にはどのようなものがあるのかを見てみたいと思います。
肉体に表れるPMS症状
- ・頭痛や腰痛がひどくなる
- ・手足にむくみが出る
- ・下腹部が痛む
- ・乳房が張り、痛みを伴う
- ・のぼせたような感じになる
- ・めまいがする
- ・不安感から逃れられなくなる
- ・集中力や判断力が鈍くなる
- ・何をしていても気持ちが落ち込んでしまう
- ・イライラしたり泣きたくなったりして情緒不安定になる
- ・何か作業をしていてもぼーっとしてしまう
精神に表れるPMS症状
上記のような症状のうち1つ、2つがほんの少し出るという人もいれば、複数の症状が襲いかかって来て寝込むほどつらいという人もいます。小林製薬の2012年のインターネット調査によると、女性の約9割がPMSに悩まされていることがわかっていますが、病気ではないという認識からか、PMSを理由に仕事を休めると答えた女性は1割以下。本人も人になかなか言い出せず我慢してしまう傾向にあるようですね。